誰にでもできる!!海外拠点長の潰し方

途上国にいると、中小から大企業まで色々な支店長・雇われ社長に出会います。
私は海外勤務も6年目で、よくいろんな方々から相談を受けるようになりました。

皆それなりにやる気と積極性があり優秀な方々が多いのですが、
残念ながら経営側との関係性で心を病んでしまったり、オーバーワークになって壊れてしまう人をよく見かけます。

 

今回は、その相談内容をベースにアンチパターンとして、
彼ら拠点長をいかに効率的に潰すかのノウハウをまとめてみました。

 

 

 

権限を与えないで潰す


基本中の基本です。拠点長を潰したいのなら、ここから始めましょう。

 

職域と職権は海外でマネジメントをする上で非常に重要なファクターです。

日本企業のように権限がなくとも役職が務まる、職域が定まらなくともフレキシブルに動くと言うのは、海外ではありえないことです。

 

つまり、ローカルスタッフからすれば、上司が手を出したエリアは全て彼の職域であり、彼の責任ということになるのです。

そこをマネジメントできていなければ、それはそのまま拠点長への不信につなげることができます。ここは潰しに利用しやすいですね。

あえて権限を与えず、日々上がってくる現場からの要望や困り事を拠点長のところであたかも止まっているように見せるのです。

 

オフィスのエアコンが壊れても業者すら来ない。拠点長は何をやっているんだろう・・・

 

小さい支出も承認が必要な形にするとなお良いですね。

日用品もその日に調達できないような拠点長像は、部下からの信用を失わせ、職場の士気低下を引き起こすのに非常に効果的です。

また、ルールがないことによって拠点長自身も不安感を煽られてしまうという副次効果も期待できます。

 

 

現地スタッフを尊重して潰す


俺はローカルにも理解があるんだぞというマウンティング、これは重要です。

 

トップから現場尊重の念を打ち出すと、ローカルスタッフからの要望数は右肩上がりに跳ね上がります。これは絶好のチャンスですね。

 

それこそ毎日のように給与の話や、福利厚生の話が飛んできます。
それこそ、日本では見られないロジックのない・道理に合わない無茶振りは一般的です。

 

飛んできた問題は、当然拠点長から経営者側に連絡されます。

 

さて、ここで重要なのは時間・予算の不足を理由に却下していくことです。
未解決の問題を溜めていくのがミソです。

 

「トップは理解してくれると言ったのに、全然受け入れられない。ということはこの問題をせき止めている人は・・・」

 

これらの問題は現場拠点長が堰き止めているように見えてくるはずです。
ローカルスタッフからの評判はダダ落ちですね。

 

 

明確に達成目標を与えないで潰す


ひたすら穴を掘らせましょう。理由なんていらないのです。
目標を与えないと拠点長がさぼってしまうぞ!?と思う方も多いと思います。

 

が、しかし。実はこれ逆なのです。

 

現場拠点長になるような人間は、基本的に前向きな人間であることがほとんどです。明確に達成目標を与えないと、現状切れるカードでの対応を始めてしまうのです。

 

頭の中に目標があっても、決して口に出してはなりません。

 

もしも拠点長から目的を聞かれたなら、「スタッフ○○人まで組織の拡大」「大手からの受注」「他社に先んじたマーケット」などといったふんわりしたワードで返しましょう。

 

 

ここで注意してほしいのは、万が一拠点長側から目標と計画提案が出てきた場合は「予算」または「成功保証できない」という伝家の宝刀で一刀両断しましょう。

 

しっかりと資料を作らせてからぶった切るのもニクい小技ですね。

 

 

方針転換を伝えないで潰す


日本の察する文化、素敵ですね。

上の「目標で潰す」パターンの類型として、
「方針を伝えないで潰す」というのもおすすめです。

 

まずは目標をわりとしっかり伝えましょう。
少しキャパ超えするくらいの難易度がおすすめです。

 

しばらくすると、拠点長から要望が出てきます。ココ重要。
これに対して、「前向きに善処する」というスタンスを匂わせるのがポイントです。

 

あ、匂わせるだけでいいですよ。安心させるのが肝です。

 

拠点長が安心したところで、スパッと放置しましょう。
できることなら、本当に忘れたほうが高得点が期待できます。

 

さて、このまま進めば、要望に対するケアがないので失敗する可能性は高まります。

 

そしてある程度失敗が確定しそうなところで、急に方針転換をしましょう。
大事なのは、失敗確定する前に転換するところです。
できれば、周りから本人に伝わる方法ならなお良しですね。

 

いままでの労力は無駄だった感を、どれだけ出せるかがポイントですね。

 

 

 

現地のお目付け役をつける


性悪説による相互監視で隙のない組織を実現しましょう。

 

お目付け役をつけるという時点で信頼してないという意味なので、
これもなかなか高ポイントですね。

 

例えば情報の裏採りを二重でさせるというのも効果的です。
ほどよい徒労感ですね。

 

ここで大事なのは、権限・ポジションをはっきりさせないということです。

 

職務上の従属を決めないことで、責任範囲が曖昧になり、
情報の伝達経路が組織内で統一されなくなります。

 

その結果、本来やるべきタスクが放置されたり、逆に大事な意思決定が二重で行われたりします。

 

往々にしてローカルよりも拠点長のほうが責任感から尻拭いをすることになります。
もし結果が出たら、両者を褒めましょう。そして過ぎたトラブルは頭から追いやるのです。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。海外拠点長を潰すのは意外に簡単なことなのです。

闇雲に圧力をかけたり叱責しても、彼らは鍛え抜かれているのでなかなか折れてくれません。

ここでのやり方を有効に活用して、効率的に潰していきましょう!!

 

#拠点長の皆さんはまずは身を守ることから始めましょう。
記録に残る形で要望・現状・障害を定期的に報告することは、経営者側との効果的なコミュニケーションにつながりますし、あなたを守るエビデンスになります。

現場を経営者にわからせるのも拠点長の職務ですし、改善の見られない経営者を見限るのも立派なあなたの権利なのです。

 

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